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マンガナビ

マンガソーシャルメディアの3回目の改装を敢行し、
サイト名とドメイン名を
マンガナビ/manganavi.jp
に変更してリスタート。

やれやれ、今年最後のお仕事がやっと終わった感じ。
徹夜つづきの運営スタッフのみなさんには頭が下がります。

マンガ文化のソーシャルメディアを標榜しつつ、
肝心のSNS機能に難があるという致命的な欠陥を抱えていたため
根性と気合のWEB1.0サイトとしてw、人力のコンテンツ制作で集客してきたのもこれでひと段落。

今年ももう終わりということで、年間の総まとめ特集もアップ。


メディアを通じてこの半年で見えてきたのは、
マンガというPOPカルチャーは
世界的な地位と関心が薄れつつある現在の日本で
最後の砦かもしれないなぁということ。

広告もなにもうってないのに、
海外からの訪問ユーザーの比率がやたらに多い。

実際に会った、海外の読者やらビジネスマンのひとびとは
日本のマンガに対して想像以上に詳しかったり貪欲だったりする。

そんな海外での日本のマンガ熱に浮かされて、
経済戦争で負けっぱなしの日本が勝つための唯一の武器が
マンガなどのコンテンツなんだと官の鼻息も荒い。

ただ個人的には、国内におけるクリエイティブ産業への転換論やら、
情報大航海プロジェクトに象徴される従来型の官民一体型の情報・コンテンツ産業支援の方向には懐疑的。

長い目でみて今必要なのは、
特定企業群やらクリエイター教育機関への助成ではなくて、
米国はもちろんEUやらBRICS各国からも遅れている
日本語の多言語自動翻訳システムと出版物の電子化・流通モデル開発。
あとはモデル開発と平行した場の創出ができるプロデューサー人材の育成なんじゃないかなと。

民間がやることは
創造と競争の場をネットでもっとたくさん生みだすことのような気がするんだけれど、
国内ではmixiやらニコニコ動画やらモバゲーに代表される、
新しいようでいて従来型のクローズドな内輪ウケサービスが勝ち組サイトとしてもてはやされがち。

そんなものは国外では誰も興味もってないちゅうねん。

官のひとたちとネットやら出版に従事するひとたちに早くチャレンジしてもらいたいのは、
ローコストオペレーションなネットメディアを早く大量につくること。
このメディアをたたき台にもっとよいものをたくさん作ってほしいなと。

かつてCOOLJAPANとして世界に注目された、ゲームやらアニメやらマンガはすべて、 安く、はやく、大量に作ることから始まったような。
いまは質より量が大事な時期のような気も。

世界的なコンテンツ競争を戦争に例えたいのであれば、
これまでの大砲巨艦主義ではなく零戦による空中戦のようなもの。
いまは零戦の数が足りなすぎるだろ。

これまで同様の、出版社の横並び主義やらメーカーや官の利権やらの議論で終始する時間はたぶんあまり残っていない。

「クリエイティブ産業立国」とかって、政府が数年後ぐらいに
新しいスローガンと予算を打ち立てそうな気も。
予算目当ての民間企業が追随しようとしたときに待ち受けているのは、
圧倒的な量的ハンデを負ったイノベーションウォーのはず。

個人的には、早めに始めることでウォーではなくゲームにしたい。

「これは戦争だ!」と大声で叫ぶのは、いつの時代も気づくのが遅かったひとだという。

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