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あらたにすはよみづらいっす

日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞の3紙共同ニュースポータルサイト『あらたにす』が今日オープン。

「あらたにす」とは「新しくする」の古語だそうで、「新s」というロゴには「新(new)+s=NEWS」の意味があるらしい。

さっそくサイトをみてみたけど、「読みづらい」のひとこと。ユーザーのほうを完全に向いていないという、ある意味画期的なメディア。3社の記事ごとに縦に3段文字がたくさん並んでるサイト構成が読みづらくてしょうがない。

記事をどこの会社がつくってるなんてことは、ユーザーにとってあまり意味がないことなのになと。

新聞社としては、3紙が発信するニュースや社説などを「読みくらべ」できることを最大の売りとしてるらしいけど、そもそも記者クラブからもらった同じ情報や見えない社論としての社説を読み比べるニーズがあるものかどうか疑わしい。

ネットの情報ニーズは、恋愛・しごと・占い・芸能・スポーツだというのに、顔の見えない社論としての社説なんて読む比べるひといるか?

ネットメディアを運営していてつねづね実感するところだけど、ネットには個の意見やマイナーでもオリジナリティある情報のニーズしかないと思う。

しかし、大手新聞社がネットでの無料配信というパンドラの箱をあけたこと自体は、経営陣はともかくとして現場で記事を書いている記者にとってはよいことだと思う。これまで新聞社では、記者クラブ制度により官僚の管理下におかれた政治部が権力をもってきたそうな。

ネットでは、記者クラブ発の似たり寄ったりの政治記事ではなく、社会部が地道に地道に足で稼ぎながら書いているマニアックな記事のアクセス数が高い気がする。ネットには社会の動きをジャーナリスティックな視点で書いている情報が意外に少ない。

ネットメディアで、実は社会部発の記事こそがニーズがあることがわかれば、新聞が官僚や政治家の政争の道具に使われることも少なくなるだろうとちょっと期待。

そして、今後はアクセス数分析やアクセス数があがる見出しノウハウの取得により、アクセス数好調な社会部発連載記事の書籍化がどんどん出てくるような気が。

書き手を多く抱える新聞社が、ネットは書籍販促やマーケティングメディアとして有効なことに気づき、本腰をいれたら既存の大手出版社もうかうかしてられないなと。

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