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クラウド・パプリッシング

朝日新聞にITジャーナリストの佐々木俊尚氏が
「WEB2.0」に続くバズワード「クラウド(雲)・コンピューティング」の潮流について寄稿していた。

クラウド・コンピューティングとは、
グーグル・アマゾンなどが推し進めている、アプリケーションもユーザー情報もインターネットのあちら側(雲の向こう)にすべて任せる無料サービスの仕組みのこと。

海外のジャーナリスト達は、この仕組みを盛んにもてはやしているそうだけど、この言葉自体、グーグルのPR担当者がそんなトレンドを根付かせるために考えたという噂もちらほらと。

20世紀最後の帝国マイクロソフトによるヤフー買収劇も、そんな潮流に遅れまいという焦りからくるものらしい。

最近、これからの消費者はいつでもどこでもネット(雲)と常時接続した状態で便利に生活するんですよ、なんて話をよく聞く。

「今日のあなたにぴったりな商品やお店はこれです」

「今日のあなたの運勢に基づく、やるべきことはこれです」

自分が書き込んだブログや日記、メール履歴、ケータイの位置情報を総合的に分析して自分のためだけの情報をネット上のMYエージェントが教えてくれるそうな。

便利なのか、支配されてるだけなのかよくわからないけど、
技術の進化や法律の整備はクラウド化にむけて進んでる感じ。

将来的には、消費者が書いたブログやSNS上のコメント、投稿作品なども、ネット企業が管理するクリエイティブ・コモンズ(CC=著作権フリーのコンテンツ)のデータベースにプールされていく方向になりつつあるんだろうなと。

日本ではまだまだ時間がかると思うけど、
このmix日記もいつかはその潮流の中に飲み込まれるのかな?

そんな話から考えると、近い将来「電子書籍」の定義はこう変わっていきそうな。

データベース上の膨大なCCコンテンツの質を評価し独自の切り口で異なるテキスト情報同士を編集したうえで、最適な映像・音と組み合わせたものが「電子書籍」

そして、出来たコンテンツと趣味志向がマッチした世界中の読者あてにエージェント経由で配信していく行為を「出版」と呼ぶことになるんだろう。

あまりにも雲をつかむような話なので、うまく他人に説明できなさそう。
もうその時代に向かってすでに動いてるひともいれば、ぴんとこないひともいる。

どうなるかわからないし、実体がなくふわふわとした雲みたいな概念。

クラウド・パプリッシングというような。

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