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電子書籍市場 プロマネ考

今年も、恒例の電子書籍ビジネス調査報告書2008が届いた。

やっとこさ300億円規模に育った電子書籍市場

まだまだ小さいけれど、このままゆっくり育つといいなと。

問題は、大きくなるにつれて出版市場同様に、似たような売れ筋を追うつまらない市場になってしまわないこと。

さいきん、自分が会社に要求してることって
ただのわがままなのかな~と思うこともあったんだけど
このブログの過去エントリーを読んで、やっぱりそうだよねと。

■情報化社会の航海図プロジェクト型組織経営:あるいは兼業公認組織

プロジェクトとしての案件が発生時に、プロジェクト目的に沿ってチームを組成。終了したら解散。
部下や社員のような形で固定的な組織を抱えるのではなく、適時、社内外から調達をしてプロジェクト進行したいというニーズが増えているそうな。

個人的なことを言うと、仮に1年で300人に会い、新規案件話が300個あったとして、自社のリソースだけででき、自社の事業領域におさまる案件はたぶん10個もない。

共同の電子書籍ビジネスを、ということでアライアンスを組み社外の専門企業と組めたとしても、 自分でプロマネとしてローンチできるのはせいぜい3ヶ月に1個。
がんばっても年間6個ぐらいが関の山。

残りの290個以上はぽしゃるか事業領域がマッチした他社へ紹介するだけ。もっとも他社で成立した案件の割合も低いと思う。

新しい市場における面白いプロジェクトは、同時に難易度も高く数字がすぐに出ないという宿命。とてもリスキーかつエネルギーを使う。
そんなわけで、手をあげるひとはほとんどいない。

規模の大小問わずどこの会社でもよく聞くけれど、社内で手があがらなかった結果、スキルとノウハウなしに 強制的にやらされたひとの多くが、結果的に離職したり飛ばされたり病気になることになる両刀の剣なおしごと。

企業という枠があるおかげで、可能性を秘めた面白いプロジェクトの多くが墓場行きになったり、社内リソースのアンマッチのために失敗の終わってる現実。

悪いのはプロジェクトの方ではなくて、人材のアンマッチに由来することが多いと思う。

ベンチャーキャピタルやコンサルタントのひとに考えてもらいたいのは、まずプロジェクトありきですすめられる組織論。

最近、WEBやらコンテンツやらの教育関係のひと曰く、プロデューサーとかプロマネが日本で育たない理由は、お金と時間をかけて育ててもそのノウハウを生かして働ける組織があまりに少ないからだと言う。

これまでうまく説明できなかったけれど、こうした専門家が国内のイノベーションを阻んでる本当の課題を明らかにして対策を理論化してくれるとすごくうれしい。

電子書籍市場をつまらなくする、古い組織観・仕事観という阻害要因を早めにつんでしまいたい。

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