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初代適当爺 植草甚一

61608329 晶文社から復刻された『植草甚一スクラップブック』はイカしたシリーズ本だ。

70年代~80年代にかけて、当時の文科系男子に絶大な人気を博したコラム書きファンキーおじいちゃんこと植草甚一の通称はJ・J。

神保町古本めぐりと映画観賞の達人だった植草甚一は、
「映画中毒者の甚一」という意味でJ・Jと呼ばれたそうな。


今夏はJJの生誕100周年だった。

これを記念し、彼が遺したエッセイやコラム集を復刻したのが植草甚一スクラップブック。

今週、J・Jのホームタウン神保町の本屋でフェアをやっていたので何冊か買って久々にその文章を読んでみたらはまってしまった。

けっこう長文ではあるけれど、ゆるめで読みやすい文章がきもちいい。
本やら映画の世界を散歩しながら徒然と書きつつ、同時にさぼってもいる文体という感じ。

酒や女やギャンブルやらグルメにはあまり興味がなく、ひたすら本と映画と音楽と雑貨、煙草とコーヒーを偏愛したJ・J。
1日50冊の本を買い、15分に1本たばこを吸っていたハードボイルドぶりがただものではない。

川本三郎氏曰くJ・Jは、
自分の好きな世界が小さい頃に決まってしまい、爺さんになってもその好きな世界からずっと動かなかったのだという。

J・Jスタイルの極意は、ゆりかごから墓場まで好きなものにひきこもる、ちゅうことかと。
とても自由で軽やかな世界観を読む本。

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