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電子書籍のメリット

今、手がけている電子書籍先行配信の作品編集がそろそろ終わりに近付いている。
作っていてあらためて思ったこと。
それは、電子書籍はやはり紙の書籍とは違うのだ、ということ。

ネットでは表現や文言やデザインが乏しい。
要するに、紙と違うのが嫌だという編集者が上の世代には多い。
しずおかオンラインのブログエントリー
“紙”を捨てるのに9年かかりました
に書かれていた
「出版人はウェブの機微や言語を理解していない」

の一言には激しく同意。そしてその逆もしかりなんだろう。

個人的には紙と違うからこそ電子書籍で配信する意味があるんだろうなと思う。

見かけの体裁にこだわりすぎずスピーディーに出せる。
出した後でも容易に文章を変更することもできる。
そしてなによりも物流の苦労がなく返品もなし。
そんなメリットを感じられるのは、出版社で編集作業をやっていないからかもしれない。
紙の本と同じようにすることに時間をかけるぐらいなら、
WEBでどうプロモーションするかということに時間と頭を使いたい。

要するに電子書籍とは、編集するにせよ売るにせよ、
いったん形になったあとに状況に応じて可変していくものだということ。
紙の本の場合はいったん印刷して取次に納品してしまった後に
出版サイドでやれることは案外少ない。
本が売れるかどうかの半分ぐらいは、プロモ予算と出版社ランクで決まってしまう。
なんだかんだいって一部を除く大半の本の売行きは「本の配給」ランク次第の側面が。

良くも悪くも固定するものが紙、可変できるもの電子書籍かなと思う。

できる限り素早くリリースした後に、局面に応じて柔軟に可変していきたいと思う今日この頃。

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