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kindle2 が変えるもの

Kindlelive10278

2月9日に、amazonがついに読書端末kindleのニューモデル「kindle2」を発表した。

日本ではほとんど話題になってないけどw
アメリカのメディアはこの話題でもちきりらしい

軽量小サイズが売りのkindleだけど、
新モデルは文字情報の音声朗読(音声変換)機能が加わり、
さらにスリムで高速化しているそうな。

記憶容量は2ギガバイトで、
保存可能な電子書籍数は従来の200冊からいっきに1500冊に。
6インチ・ディスプレイ(600×800ピクセル)の電子ペーパーには、
従来の4階調表示より鮮明な16階調表示を採用しているという。

価格は1号モデルと同じ359ドル(約3万3000円)のままで、
今月24日から出荷を開始するそうで、2号機は品切れがないよう注意するとのこと。


NYの図書館で行われた記者会見で
CEOのジェフベゾスは
「当社の構想は、これまで出版されたあらゆる言語のあらゆる書籍を60秒で利用できるようにすること」と語ったらしい。
また、ベストセラー作家のスティーブン・キングの新作「Ur」をキンドルで独占配信する予定とのこと。

読者はベストセラー新刊が1000円以下で読め、
著者は出版印税が35%も入る(通常は10%)というまさに読者と著者ともにおいしいビジネスモデル。
日本での発売は2年以上かかると思うけど、
新書や文芸文庫などをヘビーに読む読者には向いてる。
800円前後の新書を300円から500円で流通できれば
日本でもkindle市場は一気に広がるんではないかと。

まだ現物に触ってないので使いやすさについてはなんともいえないけど、
会見で説明されたという「ウィスパーシンク」という新機能にも注目。

ウィスパーシンクとは、kindleで読者がどの本を読んでいるのか、
どのページを読んでいるのかがわかるというモニター技術
だそうな。

リアルタイムで、どんな読者が何を読んでいるのかさっぱりわからない、
というの点がこれまでの書籍流通の大きな課題でもあった。

アマゾンが実現したこの技術が、これからの出版ビジネスを大きく変えていくだろう。

これからの本づくりや本を売ることに関わるひとは、
この技術が「すでにある」ということを前提に
出版という仕事について考えていくのかなと。

kindle2のガジェットとしての形や色はともかく、
革新的な変化はいつも地道に進行するもの。

そして、金森さんというマーケティング専門家の方のエントリー
電子書籍端末「キンドル2」からチラつくアマゾンの凄味
で説明されている、amazonが持つ圧倒的な「顧客基盤」の力には納得。

amazonが実現していくであろう成長戦略は、
いつのまにか市場の生態系を根底から変えてしまうのだろう。

以下上記エントリーから引用

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ゴール・アンゾフの成長戦略のマトリックスで考えてみる。
この
フレームワークは、横軸に製品、縦軸に市場をとり4象限を作って各象限毎に戦略の方向性を示す。
既存の
顧客に既存の製品をさらに販売する「市場浸透」。
同じ市場に対し新製品を投入する「新製品開発」。製品は変えずに新たな
顧客を取り込む「新市場開拓」。
新製品を新市場に展開する「多角化」の4パターンである。

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